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ブリューゲル「バベルの塔」展(~10/15) [美術鑑賞]

国立国際美術館ブリューゲル「バベルの塔」展に行ってきました。
タイトルのブリューゲルの塔はより上の階まで完成しているほうで、思っていたより大きかったのですがそれでも近づいてわかる細かさに圧倒されました。建築資材を運ぶクレーン、中ほどの階層に設けられた境界らしき窓、石灰や赤レンガで変色した壁、無数に描き込まれた数ミリしかない人々、最上階の骨組みなど、物語を忘れて見入ってしまいます。たくさんの人がいる画面からあるキャラクターを探し出す絵本みたいな趣があります。
そのほかにも16世紀ネーデルラント美術の傑作がぞろぞろ来ていて、中でもヒエロニムス・ボスの存在感はちょっとすごいです。ボス自身の作品は怪物の姿が(さほど前には)出てこない油彩画二点ですが、その後登場した彼の画風を模倣する作品群はばけもの満載で、そんなボスに基づく作風だったころのブリューゲルの版画もたくさん見られます。
そんな調子でボスとブリューゲルに圧倒される展示ですが、作者不詳の彫刻作品が個人的には面白かったです。信仰に直結するものですからあまり出てきませんけれども、四点並んで見応えがありました。

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