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特別展 海北友松(~5/21) [美術鑑賞]

京都国立博物館海北友松展に行ってきました。
とにかく建仁寺の雲龍図がすばらしかったので世界中に見ていただきたいです。じっさいの配置を模しての展示となっていて、目を奪われるスケールの大きさ、二面にそれぞれいる龍の顔の違い、吹き荒れる風や雲の表現まで圧倒されっぱなしです。明るいところで一人で見たら正気でいられないんじゃないかと思います。
五十代までは狩野派にいて、その後独立してから頭角を現した人だそうです。キャリアは長いですから技巧はもちろんすぐれているんですけれども、そこからあのとんでもない迫力の龍が生まれたきたのはどういうことかと考えるとやっぱりただならぬ絵師です。活動時期がちょうど桃山時代と重なり、大坂夏の陣直後に没する、戦国時代末期を京都で生きた人だというイメージが似合います。
その他もっと穏やかな筆致の水墨画、がらりと雰囲気の違う写実的な花卉図まで出てくる大変に気合いの入った特別展です。ここの博物館の開館120周年記念でもありますから見に行かない手はありません。

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