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L・P・デイビス『忌まわしき絆』(論創社) [幻想文学]

小学校で起きた不可解な死亡事故。担当教師だったわたしは、同じクラスの少年の奇妙なふるまいに不審を感じて独自の調査を開始する。やがて少年と同じ特徴を持つ子どもたちの存在と、彼らの誕生にまつわるおそるべき秘密が明らかになり……
ミステリっぽい導入部からどんどん超自然的なホラーになってゆくサスペンス小説です。SF要素もありますし、1964年に出た頃はジャンル分けが難しかったというのもうなずけます。ざっくりとまとまると、つまり「こわくてハラハラする話」ですね。
SFでもありホラーでもありミステリでもありますが、率直に申し上げまして真相はものすごい力業だと思います(大好きです)。そこだけ切り取るとB級ホラーなのですが、ここに至るまでにあった過去の事件が明らかになるにつれ、別の要素が入り込んでくるところが面白かったです。ネタバレになってしまうので詳しくは話せませんが、ホラー小説好きの人にピンと来るし、それ以外の人はびっくりできるひとひねりある展開でした。

忌まわしき絆 (論創海外ミステリ)


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