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桑原水菜『弥次喜多化かし道中』(講談社文庫) [国内小説]

武蔵国の名もなき社で毎年行われるきつねとたぬきの化け相撲。負けたほうは生け贄となるこの祭りの代表に選ばれたきつねの弥次郎兵衛とたぬきの喜多八は、ひそかに手を組んで勝負の場から抜け出し、それぞれの事情を抱えてお伊勢参りの旅に出る…
もっぱらヤングアダルト小説の分野で(ライトノベルという言葉が一般的でなかった頃から)名高い作家さんの、わたくしが初めて読む作品がこちらになります。代表作をきれいにすっ飛ばしてしまったわけですが、面白いものを書く人は何を書いても面白いので何ら問題はありません。
「きつねとたぬきの化かし合い」が慣用句でもなんでもなく実際に風習として続いている武蔵国からつれだってお伊勢参りをするのが、何の因果かあの二人と同じ名前を持つコンビですよ。しかも時代はどうやら江戸時代末期、そろそろ世の中がざわざわしてくる頃です。
歴史上の人物をまじえて思いがけない捕り物を演じたり、小田原宿では謎解きに巻き込まれたり、雰囲気がテレビの時代物のシリーズそのものでした。ほんものの時代劇(実写)を見ているように頭の中で上映されましたよ。
今回は箱根までたどりついたところでおしまいですが、この調子で無事伊勢までたどりつけるのか、彼らの目的は成就されるのかを心待ちにさせていただきます。

弥次喜多化かし道中 (講談社文庫)

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