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コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』(講談社) [実用書]

19世紀フランスの悪魔・魔神・迷信の集大成。10分の1程度の縮約版だそうですが、それでも結構な分量があります。
翻訳にあたっては図版のある項目を中心に採り、一般の読者にも楽しめるよう配慮されているものの、猟奇的な興味からはいまひとつ面白くないかもしれません。と言うのも、本書は悪魔を空想上の存在として鑑賞するのでもなければ観念として議論するのでもなく、世にはびこる迷信と戦うため、悪魔その他についての情報を伝えるために書かれたしごく真面目な書物であるからです。
悪魔の名前を1つ取り上げても、由来についての考察も象徴的な意味の解釈もなく、淡々と地獄における役職や特徴を書いて終わり、という項目の数々を眺めていると、これは実用書だとしみじみと思います。

地獄の辞典


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